ABOUT US
京都大学と株式会社ダイセルは、木材や農水産廃棄物などのバイオマスを高機能な材料や化学品に変換し、その価値を森林の再生や、農水産廃棄物の高付加価値利用に還元することにより、森、川、海、農山漁村、都市を再生し、自然と共生する低炭素社会の実現、地域活性化、新産業創出などに寄与することを目的とした、包括連携協定を締結しました。
また、本包括連携協定のもと、バイオマスの新しい変換プロセス「新バイオマスプロダクトツリー」実現に向けた研究開発と持続的循環利用を共通テーマとした基礎的研究と研 究成果の社会への還元を目指し、京都大学の大学院農学研究科、大学院人間・環境学研究科、化学研究所、エネルギー理工学研究所および生存圏研究所とダイセルのリサーチセンター間において、包括的研究連携協定を締結しました。
こうした研究活動を支える産学連携共同研究の拠点「バイオマスプロダクトツリー産学共同研究部門」を京都大学宇治キャンパス内に、京都大学生存圏研究所、化学研究所、エネルギー理工学研究所とダイセルの共同ラボとして設置しました。この拠点は、国内外の多様な分野から優秀な人材が集い、学術分野、産業界、地域を繋ぐハブとして機能することを目指します。バイオマスの新しい付加価値創成を通して、持続的で豊かな社会の創成に貢献します。
NEWS & TOPICS
- 当研究部門の「中村正治」の一般講演が、10月13日に楽タイ速報にて紹介・告知されました。当該記事は、山城eco木材供給協議会 のホームページでも紹介されています。
- 当研究部門の「渡辺隆司、小林直子、徳永有希、橋爪知弘」が、公益社団法人 日本木材加工技術協会の、第22回 市川賞を受賞しました (研究課題: 木材の超穏和溶解を利用した合成ポリマー・接着剤フリーな木質圧縮成形物及び表面コート木材の創成)。当該結果は、各種メディアにて紹介されました。(2023.06.23) ダイセル ゴムタイムス 加工技術研究会 PRTIMES 化学工業日報 日本ケミカルニュース JIJI.COM
- 当研究部門の「中村グループ」の研究風景が日本テレビ系列「博士は今日も嫉妬する」 (2023.2.12) で放送されます。
- 当研究部門の「木材のギ酸溶解して材料をつくる話」が、知財番付2022 ─今年の掲載知財251点から知財図鑑編集部が選ぶ、世界を進化させるテクノロジーTOP10の「西の関脇」に選出されました。当該技術の紹介記事が、"ウッドケミカルズ 樹木を“超穏和”に溶解して再構成する技術" 知財図鑑, No.373, (2022) に掲載されています。
- 当研究部門及びバイオマスバリューチェーン構想についての紹介記事が、化学工業日報に掲載されました。(2022.12.15)
- 京都大学宇治キャンパス公開にて、当研究部門及び森のねんど研究所の共同ブロジェクトとして、"森のねんどで未来世界を創ろう!実践バイオマスプロダクトツリー" を実施しました。会場の図書館には多くの来館者があり、約400人が来訪されました。 (2022.10.23) 生存圏研究所 化学研究所
- 本講座に関する湊総長のコメントが日本経済新聞に掲載されました。(2021.11.04)
- 京都大学と株式会社ダイセルとの包括連携協定調印式・並びに産学共同研究部門設置についての記者発表が行われました。(2021.10.08) 京都大学 京都大学生存圏研究所 京都新聞 日本経済新聞 日刊工業新聞 Web東奥 Chem-Station